平成24、25年度 長崎県教育センター 調査研究
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感性を育てる図画工作科・美術科「立体表現」の学習指導の在り方
~「焼成による表現」の題材化と学習指導の在り方~


目 的

  近年、児童・生徒の平面に対する感覚や表現力が高まってきている反面、立体に対する感覚や表現力が弱くなってきているように感じます。立体表現の学習でしか育むことができない資質や能力を身に付けさせることは重要だと考えます。
  また、図画工作科・美術科の学習指導要領では、児童・生徒の感覚や感じ方などを一層重視することを明確にするために「感性」という文言が目標に加えられています。「感性」は、何かを体験したり学んだりしたらすぐに身に付くというものではなく、多くの経験や学習のときどきに、行為や環境を含めて感じたことの積み重ねによって徐々に育まれていくことであると考えます。
  そこで、立体表現に使う材料の中で扱いやすく奥が深い材料である「粘土」を表現材料として、立体表現の学習の充実を図りたいと考えました。
  本調査研究では、学習指導要領の目標を達成するために、図画工作科・美術科における「立体」の学習指導を小・中学校共通の課題として、効果的な学習指導の在り方を研究することを目的にしています。


主な取組
内容
小1から中3までにおける児童・生徒の発達段階を踏まえた、立体の学習指導例の作成
小学校・中学校で実践できる焼き物の題材と指導の在り方に関する整理
方法

児童・生徒の発達段階を踏まえた、立体の学習指導例の作成

学習指導例を基にした、研究協力校における授業の実施

児童・生徒へアンケートの実施
授業での成果を基に、焼き物の題材と指導の在り方に関する考察・整理
成果物
感性を育てる図画工作科・美術科「立体表現」の学習指導の在り方
~「焼成による表現」の題材化と学習指導の在り方~